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zoom RSS アルミの魅力満載! プラチナ・アルミ軸万年筆(中細字)

<<   作成日時 : 2008/02/07 17:43   >>

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プラチナ・アルミ軸お気に入り度:(5点満点)

 プラチナをはじめ、70年代、日本の万年筆といえば「ポケット万年筆」が主流でした。胴軸の長さを極限まで切り詰め、カートリッジ1本がやっと入る全長に抑え、キャップを尻に差すことでようやく筆記に適した長さになるという設計の万年筆です。このような設計によって、Yシャツのポケットに挿しても全く邪魔にならず、なおかつ筆記時の見た目も格段に美しい万年筆が出来上がりました。

 アンティークショップ「久三郎」の店主によると、表題のアルミ軸万年筆が、プラチナのポケット万年筆の走りだったそうです。購入価格は\3,000でしたが、当時の\3,000としては珍しく鉄ペンで、ペン先の太さも珍しく「中細」。しかも珍しいアルミ軸ということで、見た目は地味ながら珍しづくしのペンです。(久三郎の店主はポケット万年筆の走り、と言っていますが、値段からするともう少し後の時代のもの(80年代くらい?)ではないでしょうかねぇ。)

 このペン、サイズ的には「ポケット万年筆」というには些か大きめの、中途半端なサイズです(並べると、ペリカンのM200と同じくらいのサイズ)。また、他のポケット万年筆に比べると、尻軸にはピタッとは収まらないキャップのサイズ。これまた、中途半端な感じがします。ポケット万年筆の走りなのか、それとも終焉なのか、とにかく過渡期の中途半端な製品、という感じです。

プラチナ・アルミ軸 でも、このペン、見れば見るほど、アルミの質感が美しいです。酸化皮膜のおかげで、金属なのにマットな色合いのアルミニウム。そのままでは地味〜な印象でしかないですが、アルミは「彫り」により、その表情が一変するのです。彫られた時にできる微妙な「バリ」が、光に反射すると七色にキラキラと乱反射を起こすのです。まるでカットされたてのダイヤモンドのよう!なんていうと言い過ぎかもしれませんが、キラキラ輝く格子模様を見ると、なんだか宝石のようにも見えてきます。

 素材としてアルミを使っている万年筆は、筆者の知る限りほとんどありません。無印のアルミ丸軸万年筆なんかは、他社のペンシルに影響を受けた感じの作りで、素材としての美しさというより超実用的な素材としての印象があります(ま、それが無印の美しさである、とも言えるわけですが)。あとは、スティピュラのピノキオ。こちらは、キャップと尻軸にアルミを使い、カットされたアルミの美しさを積極的に取り入れた、大胆なイタリアン万年筆です。

プラチナ・アルミ軸

 そう考えると、プラチナのアルミ軸万年筆は地味ながら実に新鮮な仕上がりに見えてきます。比重が軽いアルミとはいえ、ゴロッとした感触のペンはそれなりの重さも感じさせます。なんか、ちょっとした不思議な宝物に思えてきます。

 この軸の持ち心地は、かなりいいです。ひんやりした感じがあり、結構太く、重さもあるので、持ちごたえも十分!

プラチナ・アルミ軸 ペン先 ペン先は鉄ペンの中細ですが、このペン先による書き味は、素晴らしい!の一言。インクフローもよく、金ペンのようなしなやかさもあり、「中細」のペンポイントは「細字」よりも明らかに滑らか!しかも、全然太くない(パイロットのFくらい?)!ということで、実用性も満点の、素晴らしいペン先です。プラチナの細字が全部中細でもいい、というくらい。735円のデスクペンのペン先にこれがあったらいいな、と思います。これが腐らない金ペンだったら、どんなにいいことか!とも思いますが。

 軽い気持ちで買ってはみたものの、意外にすごく気に入ってしまったのでした。持ち味よし、書き味よし!しかも安い!ということで、見つけたら確保しておいたほうがいいです。レア物ですので。

このペンに合うインク:プラチナ・現行ブルーブラック…かな?

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
セーラーもスチールニブのアルミ軸を出していました。
未使用のが手元に転がっています。
でも、プラチナのは見ませんね。
おしゃれです♪
二右衛門半
2008/02/07 23:01
 アルミという素材の質感が好きなので、もっと各社出してくれたらなー、と思います。製図用ペンシルみたいな実用的な感じよりも、おしゃれな素材としてもっと注目されてもいいのではないかと思います。

 セーラーのも、見かけたら確保したいです。(^^)
しまみゅーら
2008/02/08 09:46
アルミ素材はいっそ、削りだしの軸、というがあるといいな♪と、思います。
昔ホンダのノベルティのボールペンでアルミ削りだしというのがあったみたいですが、あれで万年筆ならばなぁ、と思いました。
インプレ広場に新たな投稿をしました、TAKUYAさんのペンケースです。
あいかわらず自ブログの運営は考えていません。
二右衛門半
2008/02/09 00:45
ノベルティグッズは、意外にいいものがあったりしますよね。スズキでスイフトのサーモマグやアルトのお買い物バッグをもらったことがあります。

最近、ボールペンが好きです。プラチナの革巻きダブルアクションが若干気になっているところです。ピュアモルトの複合筆記具にジェットストリーム芯の組み合わせは、BBの太さの万年筆並か、それ以上の快感滑らかさでした。
しまみゅーら
2008/02/09 12:21
油性ボールペンはカラン・ダッシュしか使えていないですねぇ。
水性ボールペンはゲルインクも含めてどこそこのメーカーのがいっとう優れている、ということを感じていません。
ジェットストリーム芯はまだ試していないので気になりますね。
二右衛門半
2008/02/09 16:31
ジェットストリームの1mm芯は、滑らか度合いと発色の鮮やかさで言えばカランダッシュなんて霞んでしまうほどの出来です。ま、そこまで滑らかだと逆に気持ち悪いと感じる人もいるでしょうけど…。
しまみゅーら
2008/02/11 00:47
そりゃ、まぁ、ゴリアスは油性ですからねぇ。
でも、こうも水性ボールペンが隆盛になってくると、油性には力を入れる必要が無くなってくるため、余計にカラン・ダッシュの優位が動かなくなってくるでしょうね。
そうそう、インプレ広場のインプレ、番外編「万年筆周辺」にイカ太郎モデルをアップして、例の70周年透かし軸も端っこに掲載しておきました。
二右衛門半
2008/02/11 08:06
 ん?ジェットストリームは油性ですよ!三菱のジェットストリーム、パイロットのA-Ink、OHTOのソフトインク、といった国産の油性インクは、水性・ジェルとはまた違う感じの、潤滑の効いた滑らかさがあり、ジェルの水っぽい書き心地とはまた違う書き味を感じさせてくれます。

 国産の油性ボールを味わうと、GOLIATHは過去の物に思えてきますよ…。
しまみゅーら
2008/02/11 09:59
え!?油性だったんですか??
失礼しました!!

それは手に入れるのが楽しみです♪♪
二右衛門半
2008/02/14 00:19

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