弘法よ、筆は選べ

アクセスカウンタ

zoom RSS 世界最小・最軽量! ペンタックス MX

<<   作成日時 : 2015/08/21 20:12   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

MXお気に入り度:4(5点満点)


 筆者はミノルタンであることを自負しています。父がSRT101を使っていたこと、それを譲り受けてとてもいいカメラであると認識したこと、たまたま以前買ったカメラ、DiMAGE Xgがミノルタであったことに気づいたこと…などなど、自分はミノルタに何か深い縁があるものと思ってきました。

 しかし、他人の芝生はよく見えるものです。もちろんミノルタに対する興味はいまだ尽きることはありませんが、他の「沼」はどうであろうか?と2015年、手を出した(足を踏み入れた)のが「ペンタックス沼」でした。

 ペンタックスは、「旭光学」という会社が新しいブランドとして立ち上げたもので、マニュアルフォーカスの一眼時代は、"ASAHI PENTAX"と、その由来となったペンタプリズムに大きく表示されていたものです。ペンタプリズムとは、一眼レフのファインダーになくてはならないもの、ということで、ペンタックスという会社は、カメラメーカーではなく、「一眼レフカメラの」メーカーとして頑なにその姿勢を保ってきました。

MX
ペンタ部に"ASAHI PENTAX"の刻印。


 一眼レフカメラは、ファインダーを「ペンタプリズム」で構成することが基本ですが、一眼レフがオートフォーカスになって以来、ファインダーの「見え」より低価格を重視するモデルにおいては、「ダハミラー」を使って作られることが多くなりました。しかし、ペンタックスは、「ペンタプリズムを搭載する」ことに関しては初期から一貫してこだわっており、現行型のデジタル一眼レフも、全てのモデルでペンタプリズムを搭載しているのは有名です。

 なんていう話に、筆者は弱いんですねぇ〜。この日本の高度成長を支えるモノづくりのエピソードを聞かされると、ついつい肩入れしてしまうという。しかも、flickr仲間にペンタックス使いがいて、LXにFA77mmリミテッドの組み合わせが素敵すぎて、まぁちょっと興味が出ちゃいますよね。

 ということで、ジャンク扱いの一品、買ってしまいました。機械式35mm判では世界最小、最軽量というMXです。それまでオリンパスのOM-1が誇ってきた小型軽量を、企業努力により見事に覆したモデルであります。

 M42スクリューマウントから、バヨネットのKマウントに一新されたKシリーズをさらに進化させたMシリーズの一翼を担うのが、この機械式一眼レフのMXです。もう一翼、電子式の雄がMEでした。ニコンで言うと機械式のFMに電子式のFEというのとよく似ていますが、ペンタックスのMシリーズは、小型軽量路線を一気に推し進めたモデルとして有名です。

軍艦部の薄さ 何度も言うようですが、MXの特徴はとにかく小さくて軽いこと。筆者はかなり手が大きい方だと思いますが、右手でぎゅっと握ることの多い一眼レフにおいて、MXは親指、中指、薬指の3本でコンパクトカメラのようにホールドできる小ささです。実際他のカメラと比べてみると、実は横幅はあまり変わらないのですが(ST-801あたりはむしろ横幅が小さい)、高さ方向のコンパクトさは群を抜いています。つまり、軍艦部の覆うヘッドカバーが小さく、それを収めるために各部品も徹底的に小型化されたため、これほどまでに軽く作れたのではないかな、と推測されます。並べてみると、比較的コンパクトなニコンFMが兄貴分に見えてしまうほど、MXは小さい感じがします。特に、軍艦部はファインダーレンズの高さ分すらない薄さ!

 機械式ということで、機能的には大して珍しいこともないのですが、ペンタックスのこだわりであるファインダーが大きく見やすいことが特徴です(ちょっと暗いのが玉に瑕ですが)。筆者のはシャッタースピード表示が連動しない不具合がありますが、LEDの露出表示がちゃんと動いているので、露出を決めるときに戸惑うことはありません。(この辺の説明はオークションにもされてあり、可能ならば自分でカバー開けて治そうとも思いましたが、「MXの分解清掃は素人には無理」とのもっぱらの評判でしたので、諦めてそのまま使っています。)

画像 世界最小・最軽量を最優先に追い求めたモデルだけに、巻き上げやシャッターのフィーリングは必ずしも良くはありません。巻き上げレバーはそれなりにシャキッとしていますが重く、優しい感じではあるものの「ピチョン」というシャッターフィーリングも、ニコンF3なんかに比べると別世界の物体のようです。ついでに言うとシャッターダイヤルも滑らかさに欠け、指一本では回りません。ま、もしかしたらここがジャンクな個体ってことなのかもしれませんが。


 でも、そのかわり、持ち歩きは全く苦にはなりません。フィーリングが今イチとは言ってもそこは一眼レフ、写真を撮っている実感は手に伝わってきますから、街角で楽しくスナップするにはもってこいの一台であると言ってよいでしょう。頑丈だし、あまり傷とか気にせずにガンガン使い倒す方向で考えています。

画像 レンズは、SMC PENTAX-M 50mm F1.7を選びました。軽量コンパクトということで言うとF2という選択肢もありますし、写りへの期待ということで言えばF1.4もあります。しかし、F1.4は枚数が多いだけにバルサム切れで曇っているものが多いとのこと、そしてF2については以前職場のMV-1で体験済みだったし(まぁ可もなく不可もない写りでしたよね)、F1.7とサイズ的に大差があるわけでもないので、どうせなら使ったことのないF1.7を、ということにしたわけです。

 あと、今後もしST-801用のEBCフジノンが手に入ったら、スーパータクマー55/1.8をMXで使ってもいいかな、とも思っています(ザ・物欲)。

 ちなみに、試写結果を見ると、モルトの類は特に問題なさそうです。そのうち試写結果をアップしますので、お楽しみに。

MX v.s. XD
大きさ比較その1、MX v.s. ミノルタXD。小柄なXDも、MXの隣では大きく見えます。

MX v.s. ST801
大きさ比較その2、MX v.s. フジカST801。ST801が大きく見えますが、実は横幅はMXの方が大きいんです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
MX,MEはKシリーズの不振から脱却しようと突貫工事で製品化されました。MXが横走布膜、MEは縦走メタル(セイコー製)とシャッターが違うのでボディーから別物です。MX開発に際して当時世界最小をうたっていたオリンパスOMより小さく、との目標で、特にペンタ左右の肩の高さに拘っていました。そのせいで巻き上げ軸の剛性(スラスト長)等が若干犠牲になって感触がざらついたものになっています。このカメラ、当時の旭光学の設計陣だけでまとめられ、まだデザイナー専門職の手が入っていないんですが、個人的には好きです。コンパクトになって、ME共々、凝縮感がでてきて成功しました。
かんてつ
2015/08/22 08:27
昔…写真部の友人が使っていたのが「OM1」だった…そのコンパクトさに驚いたが…それよりもまだ小さいんだ!私は「重くて大きい」のを選んでしまい…後から「何でこんなのを選んでしまったのか…」と思いましたが…その辺が「素人」なんですかね?(店員さんが売りたかったモデルだったから?「これがいいよ!」と勧められて…つい…)
まだこもよ
2015/08/22 17:57
☆かんてつさん
なるほど。やはり、少し無理して小型化に踏み切ったというわけですね。感触のざらつきよりも、レバーやダイヤルの重さが気になります。KXの方を好む人がいるのも分かります。また、使用感はミノルタXDには及ばないと思います。

ただ、それにしてもこのコンパクトさは魅力ですね。可愛らしいです(笑)。
しまみゅーら
2015/08/23 06:24
☆まだこもよさん
そこは好みの問題です!私は、ミノルタでいえばSRT101もXDも好きだし、ペンタックスなら、MXよりSPの方が好きな人だっているはずですよ!

個人的には、大きく重いカメラはブレにとても強く、特に初心者ほど重厚なカメラから始めたらいいのではないかな、と思います。そのカメラ屋さんは、とても良心的だとおもいますよ。
しまみゅーら
2015/08/23 06:33

コメントする help

ニックネーム
本 文
世界最小・最軽量! ペンタックス MX 弘法よ、筆は選べ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる