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zoom RSS 冬のニューカマー3 SONY Cyber-Shot DSC-V1

<<   作成日時 : 2016/12/31 16:01   >>

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DSC-V1お気に入り度: 4(5点満点)


 修学旅行でDSC-RX100が故障した(意訳:壊した)ので、修理に出すことにした、というのは以前に書きましたが、修理費はともかく、修理に2ヶ月ほどかかる、と言われました。

 その間使うコンデジがないじゃないか!!(蹴)

 と、いう口実とともに、「つなぎのコンデジ」を物色し始める筆者でした。

 コンデジに関しては、筆者の中ではサイバーショット以外には特に惹かれるものはありません。レンズが飛び出さない薄型コンパクトのTシリーズも好きなんですが、もう一機種、気になるのが。それが、ここに紹介するDSC-V1(以下V1)です。

Vario-Sonnar V1は、DSC-S70の流れをくむ2003年発売の高級コンパクトデジカメです。このカメラの売りは、ツアイスのVario-Sonnar 7-28mm F2.8-4 (35-135mm換算)という4倍ズームレンズを搭載していること、そして暗い場所でも赤外線を照射して写真が撮れる「ナイトショット」機能を搭載したこと。そして、1/1.8型500万画素のCCDセンサーを搭載している、といったところでしょうか。


 Sシリーズに比べると、ズーム比が上がったのと引き換えに少々レンズが暗くなった(SシリーズはVario-Sonnar 7-21mm F2の3倍ズーム)のと、バッテリーが大幅に小型化して容量がグンと減ったことが残念なところ。あと、地味に残念なのが、モノクロモードが省略されたこと。ま、セピアモードはあるので、モノトーンで撮りたい場合はそちらでそうぞ、といったところでしょうか。

An old gear

 しかし、それらと引き換えに、ローライ35並にコンパクトなボディと、最高にかっこいいスタイルを手に入れました。V1の後継でV3というのもあるのですが、V3はブラックモデルのみで、ちょっと一眼を意識したスタイルが中途半端感を与えるのに対し、V1はシルバーモデルで、コンパクトカメラとして実にソリッドで完成されたカタチであると感じます。置いておくだけで幸せになれるくらい、気に入ってしまいました。

 背面 前面は非常に美しいのですが、背面を見ると時代を感じますねー。まず、液晶がちっさい!!S70も小さいのですが、輪をかけて小さい!超小型のDimAge Xgの液晶並の大きさ。はっきり言って、この液晶で大丈夫でも、PCに転送したら思いっきりブレてた、なんていうことも多々あります。画像に関しては、構図の確認ができる程度しか使えません。

 光学ファインダーも付いているのですが、視度補正が付いていないばかりか、ファインダー内に表示される情報はゼロ。ズーム連動はしますが、こちらも構図の確認程度にしか使えません。


 電池が持たないので、液晶をオフにしたいところではあるのですが、露出があまり正確ではなく、頻繁に露出補正をするために液晶は常にオンにしなければなりません。ということで、この辺の使い勝手は痛し痒しといったところです。ただ、液晶によるアバウトなフォーカスと、ファインダーまたは液晶による緩いフレーミングによる撮影は、ある意味レンジファインダーのような(ゾーンフォーカスのほうが近いかな…)感覚であり、ストリートスナップであまり考えずに撮るにはちょうどいい使い心地だと思います。PCに転送するという作業が、フィルムの現像をするような感じがして、それはそれで楽しい感覚だな、と思います。

軍艦 ただ、立派なモードダイヤルを備えていたり、ある程度の厚みがある上に背面を含めて立派なグリップを備えていたりと、操作感は実によいです。構えて撮るということでは、現行のコンデジよりもだいぶやりやすいと思います。厚みがあってコロンとしているところが、キリッとした前面パネルに似合わず、全体としては愛らしいフォルムになっているのもまた憎めないところです。

 このくらいのグリップがRX100に付いてれば、落下事故がもっと防げると思うんですけどねぇ。


 S70→V1→RX100と、Vario-Sonnarの系譜がついに出揃いました。その描写がどんなものか、少し作例をご紹介しましょう。まずはツアイスのお家芸、表面の質感描写から。

Soaking wet

A wet rock

A fireplug

Hayabusa E5

After the rain

 どうでしょうか、なかなかゾクゾクする描写だと思いませんか?個人的には、これだけで既に買ってよかった、と思える出来です。濡れそぼった葉、岩、水面、金属、塗膜、コンクリート…見事に、そして立体的に表現できていると思います。

 加えて、逆光特性も非常に良好で、さすがはツアイスといったところです。

A fine sky

An empty school route

Snow curbs


 広角端の遠景はこんな感じ。やや見た目よりどんよりと描く傾向にあるように思います。

A construction site

Winter cabbages

Hakkoda-maru

 望遠端の遠景。思ったより圧縮効果もあり、立体的に、前後関係もちゃんと描き分けられていると思います。

Remainders

 S70ほどではないものの、マクロモードではそれなりに寄ることも出来ます。寄った時の描写も精細で素晴らしいです。

Berries

 ボケ味はこんな感じ。センサーサイズ的に望遠側じゃないとあまりボケませんが、ボケ味は前後とも良好ではないでしょうか。ピント面は非常にシャープなので、対比が非常に美しいと思います。

The Aomori Bay-Bridge

A huge goldfish lantern

Lunchtime

 セピアモード。色をなくすと、レンズの素直な描写特性がさらによく感じられるのではないでしょうか。

A dancer in the dark

 最後に、これがナイトショットです。使い方によっては、面白い画が撮れるかも。

 ということで、すごく気に入りました。場合によっては、RX100よりいい画を叩き出すこともあり、とても500万画素時代のカメラとは信じられない写りを楽しむことができます。一葉さん+αくらいが相場のようですので、何でもいいからツアイスの描写がほしい、という場合は試してみてはいかがでしょうか。

A fireplug

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