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zoom RSS 爽快!アルトワークス感 日産ノート e-POWER X

<<   作成日時 : 2017/03/29 22:31   >>

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ノート


 プリウスを乗り回している間、なんとなく前から気になっていたノートのe-POWERを比較試乗してみたくなり、日産に行ってみました。

 さすがに売り出し中のノートだけに、言ったらすぐに試乗させてもらえました。

1.見た目


 現行型のノートは、2012年デビューということで、もうモデル末期ということになります。さすがに、外観は見慣れた感じがありますが、それでもマイナーチェンジで目の覚めるようなオレンジ色に、ぶつかったら刺さるんじゃないかという鋭角的なデザインのエアロなど、見た目をシャキッと見せる工夫を取り入れることで、まだまだ新鮮な感じを出せていると思います。

 フォルムとしては、まんま「フィット型」。乗り込んでもサイズ的な部分ではフィットとほとんど変わりません。つまり、コンパクトなボディでも、頭上空間に余裕があるため、立ち気味に座ることで前後にも広々感を感じることができる設計になっています。

 ただし、試乗車のブラック基調のインテリアは、室内の雰囲気を暗いものにしてしまっているのが残念です。いたるところに円をモチーフにした意匠が施してあるのに、変にクールな感じを演出しようとしてちぐはぐになっています。内側の丸いドアハンドルなんかは、全音符をイメージしてるのかな?あそこだけメッキなのも、なんか浮いてていただけません。「メダリスト」グレードではブラウン基調のインテリアもあるようですが、ここは「音符」を意味するノートという車名なのですから、下位グレードこそ思い切って明るくポップなインテリアを狙ってもよかったんじゃないかな、とも思います。

 あと、円形のエアコン操作パネルは、はっきり言ってどこに何があるのか分かりづらいし、下半分はボタンも押しづらいです。もう少しブラインドタッチできるような工夫が欲しいところです。

2.走り


 さて、スターターボタンを押して発車です。暖房が入っているときは基本的にはエンジンはかかっているため、冬場はあまりハイブリッド感はないですが、信号待ちではしっかりエンジンが止まります。

 いわゆる「シリーズハイブリッド」、つまり「駆動はモーター、発電はエンジン」というパワーユニットの感じはどうかというと、これがすんばらしい!!ノートのサイトに「ひと踏み惚れ急増中」というフレーズが載っていますが、筆者もその一人です。

 まず、出だしのトルク感がすごい。スムーズに、しかしぐいっと押し出す力を確かに感じます。1.2tという車重は実はカリーナGTより重いんですが、ボディサイズが小さいので、実際の重量よりもずっと軽い動きに感じます。フィットやアクア、もしかしたらカリーナよりも出だしは元気がいいかもしれません。ま、設計が古いせいで少しボディ剛性に不足を感じるところもあり、それが感覚的な軽さ(=チープさ)につながっているのも否めませんが。

 そして、踏み続けると、そのままのトルク感・パワー感でどんどんスピードが乗っていきます。速い!コンパクトでパワフル。初めてアルトワークスに乗ったときのことを思い出してしまったくらい、実に気持ちいい加速を見せてくれます。

 正直、静粛性は、記憶をたどればフィットの方が上だったんじゃないかなー、と思います。全開加速ではエンジンも全力で発電するので、それなりにフツーに騒音もあります。静かに走れば騒音も静かになりますが、クラスなりにロードノイズもありますし、まぁそんなにシーンとした静粛感はないように思います。でも、そのおかげで、「走っている実感」は確かに感じられ、パワフルなモーターと相俟って走るのが超楽しい!

 コーナリングはあまり試す機会に恵まれませんでしたが、自動車道の立体交差を走った感じ、割とコツコツ硬めの脚になっています。プリウスのようなガッシリした感じというよりは、ストロークの短い、ちょっと古くさいスポーティさ。足回りもちょっと懐かしい「アルトワークス感」があります。これがまた楽しい。

 総じて、走りの楽しさという点では、今のところこの1.3〜1.5Lクラスではトップだと思います。素晴らしい。Xグレードの200万円程度という車両価格は、まぁ初心者でも社会人ならギリ狙えるレベルかな?というところですが、現代のホットハッチとして選択肢に加えていいと思います。

 あ、燃費性能?いいんじゃないですか?(笑) そんなことはどうでもいいくらい、走りの楽しさの方が際立っていました。一応言っておくと、カタログ値ではフィットと同じくらいです。

3.ワンペダル操作


 ノートe-POWERのもう一つの特長は、加減速を全てアクセルペダルだけでやる「e-POWERドライブ」なるモードの存在です。これは、回生ブレーキを利用して、「踏んだら加速、戻したら減速」というのをアクセルペダル一つで操作できるようにしたモードです。

 これが!実にいいんですよ。加速は普通にしますし(厳密には、Sモードだとノーマルよりパワフルに、ecoモードでは緩やかに)、減速も結構な勢いでします。アクセル全戻しではほとんど急ブレーキレベルで減速しますから、ペダルの踏み具合で減速も自由自在。停止はブレーキペダルを踏んでください、とあるのですが、実際はペダルから足を離していれば停止までいきます。停止後にブレーキを踏めば、再発進時にはクリープも付きますし、実によく考えられたシステムです。

 ま、加速側のペダルストロークが半分くらいになるので、パーシャルのコントロールが少し難しくなりそうな気もしますし、減速しないように走るには常にパーシャル域で踏んでいなくてはいけないわけで、長時間だとアクセルを戻せない分足がつりそうな感じもします。あと、誤動作する条件とかがなければいいな、というのは、祈るしかないか。

 でも、実際に使ってみると、街乗りはずっと楽ですし、やはり従来と違う操作の楽しさが感じられる機能だなぁ、と思います。

4.総評


 ノートのe-POWERは、単純に走りの楽しいホットハッチとしてオススメできます。爽快なモーターパワー、ちょっと古くさいが機敏な足回り、走っている実感。どれをとってもこれは現代のアルトワークスであり、そこに低燃費やワンペダル操作といった先進的な付加価値が加わるわけです。

 また、ちょっと陰に隠れてはいますが、e-POWERじゃなくても、スーパーチャージャーを搭載した低燃費グレードも存在します。こちらも、踏めば速いみたいですよ。車重も100kgほど軽いです(フィットハイブリッドと同じくらいの重さではありますが)。

 ということで、見た目やインテリアさえ気に入れば、是非一度乗ってみるといいと思います。ま、新しいパワーユニットは不具合が付きものなので、もう少しリコール等が対策されてからの方がいいかな、とは思いますが(ワンペダルの誤動作とか何だかんだ言って怖いし!)。

 ただ、筆者は、実は「これが載った新型車が早く出ないかなー」と試乗中ずっと思ってました(笑)。ノートのフルモデルチェンジでもいいし、もう少し車高を落として空力とかまで極めた、日産なりのかっこいいやつが出たら、乗ってみたいなぁ。このe-POWERのパワートレインは色々可能性を秘めていると思いますよ。今後に期待です。

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この車は 私も とても気になってましたが 試乗するまでの勇気がありませんので(笑) 試乗レポート とても良かったですよ!(代わりにやってもらったようで…) エンジンが「発電専用」というのは エンジンで走るタイプのハイブリットよりも 良いのでは?と 以前から思っていて 「なぜ出ないのか?」と 不思議でした。本当は 「電気自動車」が 理想的なんですが …充電するのが (バッテリーの容量が?)問題で… だったら 「充電すり必要がない」このタイプが 現実的かな?
エンジンは 回転数が一定の方が燃費がいいのは わかっていることだし、すぐに出なかったのが 不思議な感じですね! で 個人的には軽自動車も この方式にしたら かなり魅力的になると思いますが…(どうしても 軽自動車乗りとしては 気になります!)
でも 私が一番気になったのは 「スタイルが変わらなくても メカが魅力的なら 車は売れる」と言うこと! 今まで 無駄なモデルチェンジをして 価格を上げていたのが よくわかったのでは?(そのかわりに しっかりしたパッケージのデザインにしてある必要はありますけどね!笑)
まだこもよ
2017/04/15 21:54
☆まだこもよさん
 はは、仰るとおりです。(笑)

 今のところ、純粋な電気自動車(EV)は実用的ではありません。私は以前実家から150km離れたところに住んでいたのですが、航続距離がカタログ値で220kmのリーフでは、エアコンやオーディオを入れて走ることを考えれば、1回の充電ではおそらく走りきれません。350km先の仙台までドライブしようと思ったら、相当頑張っても2回は充電しないと持ちません。ガソリンの給油とは比べものにならないくらい充電時間がかかりますから、そこまでするならいっそ新幹線でいいや、となっちゃいますよね(笑)

 ノートe-POWERなら、仙台まで無給油で往復できる(かもしれない)し、電気自動車としてはとても実用的だと思います。

 ちなみに、同様のシステムには、ホンダのアコードハイブリッド(とオデッセイハイブリッド)があります。高速走行時にエンジンがモーターをアシストできるっていうのが少し複雑です。ノートに比べるとボディが重いせいか発電時のエンジン回転が少し高めなのが欠点です(高級車なのにね)。

 e-POWERのシステムは、仰るとおり軽には結構相性がいいかもしれません。アルトみたいなタイプだとシステムが入りきらない可能性大ですが、ワゴンRタイプ(もしくはタントタイプ)なら、床下に薄いバッテリーを配置することで可能かもしれません。重心も低くなるから走りもよくなる可能性がありますし。最近の軽は重いので、なおさら発進トルクの強いモーター駆動は魅力的かも。

>「スタイルが変わらなくても メカが魅力的なら 車は売れる」

 その通りだと思います。ま、素人にも実感できるくらいの魅力じゃないと伝わりませんがね(笑)。e-POWERはそのくらい訴求力があると思いますよ。
しまみゅーら
2017/04/15 22:28

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