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zoom RSS クリーミィ? K-30 + smc PENTAX-M 50mm F1.7 (開放)

<<   作成日時 : 2017/08/11 22:02   >>

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K-30+M50/1.7お気に入り度:2(5点満点)

 さて、K-30に組み合わせるレンズその3は、それほど古いわけじゃないけどKマウントとしては古参になるsmc PENTAX-M 50mm F1.7。MXに付けてたヤツです。

 MXで使ったときの写りは非常に素晴らしかったという記憶がありました。開放ではソフトフォーカスのようにドリーミーな写り、絞るほどにシャープに写るレンズで、絞りでいろいろな写りを楽しめるという点がスーパータクマーから現行のリミテッドレンズに至るまで脈々と受け継がれてきた伝統である、と思っていました。

 で、K-30にマウントしてちょっと連れ出してみました。

Rain beauty

Rain beauty

 DOですか、お客さん(殴)。なかなか雰囲気のある画でしょう?じゃ、ちょっと絞った画でも…

Rain beauty

 ん?

Brothers

 んん?

 実は、絞りリングではF5.6とか、F8まで絞っています。絞り優先で使っているつもりであり、しかもシャッターを切るとちゃんと絞りも動くんですよ。つまり、一連の動作はMZ-3で使うときと同じように見えるんです。でも、撮った写真は、なんだか白のにじみが大きくて、絞っても一向にシャキッとしない。つまり…

 あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!

 『絞り優先では、絞れていないんです。

 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが(以下略)

 というジョジョのAAを想起させる現象が起こっているわけですね。ということに今日気づきました(遅っ)。

 デジカメWatchのこちらの記事に、このとっても分かりにくい現象が極力分かりやすく説明され、そして設定の仕方が親切に書いてあります。つまり、ペンタックスのデジタル一眼レフでは、

1.Aモード(絞り優先モード)では、絞りリングによる絞りの設定は無視されて開放で写る。
2.Mモードでは、絞りリングを使って絞って撮影することができる。
3.ただし、露出値は一切確認できない。外付けの露出計を使って設定するか、グリーンボタンを押して「ハイパーマニュアル」を使ってカメラに判断させる。
4.ハイパーマニュアルとは、カメラ側で自動的に絞り込み測光する機能である。

 要約すると、「K-30でPENTAX-Mレンズを使うには、マニュアルモードで、絞り込み測光してください」ということなんですね!

 デジカメWatchの編集部もこのことを最初理解できなかったらしく、絞り優先で撮っていたみたいです。慌てて後日絞った画も撮りに行ってるのが分かりますね(笑)。そりゃ、シャッター切ったときの動作を見たらちゃんと絞り優先で動いてますもん。説明書を読んでもよく分からないし、普通はそれで使えてるって思いますよね。

 ていうか、今どきマニュアルレンズで絞り込み測光って…それ、50年前、SPの時代でしょ(そっか、ペンタックスはデジタルのKPっていうモデルを作っちゃうくらい、SPに誇りを持ってるんだった!)。ろくに説明もされていないから、Kマウントなら何でも使えると思ってペンタックスのデジ一買っている人って、結構いるんじゃないなか?と、思います。

 もっと言うと、ペンタックスのデジ一眼買って、オールドレンズ三昧だぜー、といってMレンズとかで使いまくっていて、実は絞れていないことに気づいていない人も結構いるんじゃ…開放からよく写るレンズを使っていたら、十分あり得る話です。絞り優先でも、なまじ一見絞っているように見える動作をしちゃうから。

 ていうか、何のための一眼レフですか。何のためのペンタプリズムですか。絞りを開放して実像でピントを合わせて、あとはシャッターを押せばカメラが絞り込んで適切なシャッタースピードで撮ってくれる、というのが今までのカメラの進化過程じゃないですか。マウントを維持するっていうことは、その辺も維持してくれなきゃ使う意味ないですよ。

 正直言って、ガッカリもいいところです。はっきり言えば、Aモードでも絞りは動いています。ということは、「絞った画が撮れない」んじゃなくて、「シャッターを開けるタイミングがおかしいだけ」なんです。絞った動作をしたときに瞬間絞り込み測光をして、そのままシャッター開ければいいだけの話(だから、Aモードで絞りリングを使うときはシャッタースピードの表示すらなくてもいい。絞りリングと露出補正があれば十分)。制御をちょっと改善するだけで使えるのに、K-30はともかく、それより新しい世代のK-5やK-3の世代のシャッターですらその辺改善してないんですから、それはペンタックスの怠慢というものです。

 じゃぁAポジションのあるレンズを使って、ダイヤルで設定したらうまく絞ってくれるかというと、実は絞り制御がペンタックス機のアキレス腱で、今度は真っ黒な写真が撮れちゃったりするわけです。

 なーんか、ペンタックスがデジタルで成功しなかった理由が分かってしまったような気がする今日でした。

 それはともかく、絞ったつもりで開放の画(汗)をもう少し掲載しておきます。

Reluctant

Blurred

 本人はF8のつもりです。(笑)

I'm not so delicious

A street

 このくらいの距離で白がなければ、意外とちゃんと写ります。

 ここから「ほのか」で。このレンズの開放の描写にはぴったりです。

Light pink

 ピンクには「ほのか」が似合いますねー。

Breakfast

Receiving

 夢心地。

 続いて、F11に絞ったつもりで、「鮮やか」モード。(繰り返しますが、撮れた画は開放です)

Vivid

 日陰の描写は、開放でもいいですね。

Bloom toward the sky

New born babies

Crape flowers

 まん丸い玉ボケが、開放であることを力強く物語っております(笑)。

 ということで、海外では"creamy bokeh"という評判のM 50mm F1.7ですが、開放の描写はクリーミーというよりはドリーミーな感じじゃないかな?と思います。APS-Cだと換算75mm相当になりますから、これでポートレートなんか撮っても、いい雰囲気の画が撮れるのではないでしょうか。

 そのうち、絞った画もご紹介…できたらいいなー。ていうか、マジめんどくせぇ。…と思い出したら、このレンズは、デジタルではきっと使わなくなっていくんだろうなぁ。という予感が、ひしひしとしております。

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