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zoom RSS テクニクスの血統 Panasonic RX-DT77 (再評価)

<<   作成日時 : 2018/09/11 17:17   >>

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Panasonic RX-DT77
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 パナソニックのCDダブルラジカセ、RX-DT77です。以前にもご紹介しましたが、本日めでたく(?)売却いたしましたので、思い出に書き残しておきます。

 RX-DT77(以降DT77)は、1990年10月発売のCDダブルラジカセです。定価は…たぶん53,800円です。従来ポータブルな音響マシンとして重宝されたラジカセですが、バブル期に入りCDダブルラジカセは、ミニコンポの廉価版として、そしてCD・ラジオ・カセットが高度に一体化した独自の立ち位置で、コンポに遜色のない音質を奏でるハイパー一体型オーディオとして進化していきました(マニアはこの時代のCDラジカセを「バブカセ」と呼ぶ)。パナソニックで言えば1988年のRX-DT70以降そういった色が濃くなっていったように思います。

Panasonic RX-DT77

 DT77は、DT70から数えると3代目の「7シリーズバブカセ」となります。2代目DT7から採用となった2ウェイ・2アンプ構成(Bi-AMP 4DRIVE)の贅沢な設計で、音響設計にはパナソニックの上級オーディオ「テクニクス」のスタッフが携わったとも言われます。外からは見えませんが、高音域担当のツイーター(スコーカー)にはウーファーの干渉を防ぐための内部キャビネットまで備えています。

 その音質は、お世辞抜きで高級オーディオと同等、もしくはモデルによっては凌駕することもあるほどの素晴らしいものです。高音・低音ともに非常に自然に伸び、解像感も素晴らしく、爽快なヌケのよい音。大きなスピーカーでは得られないスピード感と繊細な音は、シリーズ中最高峰と言ってもよい出来です。

 前のモデルであるDT7からもわずかながら進化しています。DT7に比べて、内部のキャビネットが効いているのか、高音の伸びが特によくなっており、音の解像度がさらによくなっている印象です。加えて、DT77からCDプレーヤーには、高級オーディオでおなじみの1ビットDACのMASHが採用されていますから、CDの音質もよくなっているはずです。(筆者のDT77はCD故障につき聞いたことはないですが)

 もしお部屋にスペースに余裕があるなら(とにかくデカいんだ、これが)、外部スピーカーとして今でも自信を持ってお勧めできます。ただしアンプに不具合がない場合に限りますが。

Panasonic RX-DT77

 音質以外にもDT7からの進化は意欲的です。まずは、コントロールパネルを天面に配置し、フタに液晶表示を仕込んだ「コブラトップ」。操作のほとんどをリモコンでできるため、蓋を閉めると操作部にゴミのたまらない合理的な設計でした。また、天面を閉める設計となったため、CDプレイヤーはフロントローディングになったのも特徴です。

 筆者は、残念ながら蓋を閉めたときの巨大なPanasonicロゴに辟易でしたけどね。

Panasonic RX-DT77
フロントローディングCDプレイヤー


 上位モデルのDT99では電動でコブラトップが開くギミックが備わっていましたが、そちらは故障が多かったようです。また、後年のモデルではコブラトップ内部にカセットデッキまで入れたものもありましたが、それはさすがに操作に難ありじゃないかなぁ。と、思います。

Panasonic RX-DT77こちらは操作部。

こちらはジョグコントローラと液晶。Panasonic RX-DT77


Panasonic RX-DT77


 背面には、でっかいPanasonicロゴとAUX IN、CD OUT。CDだけのアナログ出力って、結局何に使うんでしょうか(謎)。ポータビリティは諦めたかのようなサイズですが、一応単1を10本入れると電池でも動きます。(直流だし、重さも増えるので実は電池駆動の方が音がよかったりして…3時間しか持ちませんけど)

中古のチェックポイント


 まぁジャンク以外の品はもはやないと思いますが、一応。

 まずは、筆者のもそうでしたが、CDプレイヤーは基本動かないと思った方がいいと思います。中のクランパーにCDが張り付く現象が起きている場合は、イジェクトするとCDトレイに絡まってディスクが出てくるので傷も付きます。

 また、CDプレイヤーの電解コンデンサーが寿命を迎えているものが多いということです。腕のある人ならば同じ型番のコンデンサーを買って交換してやれば見事に動くものもあるらしいですが、そこまでは…と言う人は、まぁCDは諦めて外部スピーカーとして使いましょう。

 筆者のものは、アンプにも問題ありでした。再生音質そのものは前述の通り非常に素晴らしく気持ちのよいものでしたが、時折「ブツッ、ブツブツッ」とボリュームのガリのような音が入っていました。なんとなく、こちらもコンデンサーか何かの経年劣化だろうなぁ、と思います。ラジオの感度なんかにも影響あるかもしれません。

 意欲的に進化を求めたDT77ですが、それが30年後にこういった形で不具合として出てくるのは、当時も予想していなかったのかもしれません。(というより、30年も経って問題ない家電の方が珍しいですよね)

 と、いうことで、こちらはハードオフにジャンクで100円で引き取られました。

 え、単純に売るなんてことがあるわけない?鋭い。(殴)

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