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zoom RSS 列車図鑑2 キハ40 カミンズエンジン搭載車(秋田車)

<<   作成日時 : 2018/10/14 22:40   >>

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2018/10/15訂正

All aboard?
Apr. 29, 2018 JR五所川原駅 キハ40-506
SONY Cyber-Shot DSC-F828

 さて、最高のエンジン音を響かせながらも出力が若干不足していたキハ40ですが、時代の流れとともに、ドイツアメリカは「カミンズ社」製のエンジンに載せ替える動きが出てきました(かんてつさん、ご指摘ありがとうございました)。カミンズ製のエンジンは、原形エンジンに比べて100馬力ほど多い330馬力。100馬力多い、というより、1.5倍のパワーを得た、と言ってもよいでしょう。カミンズエンジンの登場により、坂道でもそこまで難儀しない出力が得られるようになりました。

五能線キハ40
2013/1 五所川原駅(旧カラーリングよく見たらリゾートしらかみ「くまげら」だった)
canon FTb + SIGMA 24mm F2.8 + 富士Velvia50

 いつ頃からでしょうね、高校を卒業したあたりでしょうか。免許取り立てでクルマにしか興味のなかったあの頃ですが、久しぶりに乗ろうと思った五能線、駅で異変に気づきます。

キハ48-1504
Jun. 23, 2018 JR深浦駅 キハ48-1504
Panasonic LUMIX GX1 + G20/1.7

<音量注意>



Jun. 23, 2018 JR鰺ヶ沢駅(ホーム) キハ48-1504

 あれ、ギャリギャリしてなーい!えー、なんで?エンジン変わった?とまでは思いませんでしたが、ギャリギャリ感が消えていたことに違和感を感じたのは事実で、あとでネットで調べたら、ある時点でカミンズ製のエンジンに交換されたのだということを知りました。

 現在、五能線で走っているキハ40系の気動車は、リゾート列車の亜種を含めて全てカミンズ製のエンジンを搭載しています。また、この前乗った限りでは、男鹿線のキハ40もカミンズエンジンだったので、秋田管轄のキハ40は全てカミンズエンジンなのだと思います。

キハ40 (JR男鹿線) Oga Line

Don't catch cold.
Feb. 11, 2018 JR男鹿線 キハ40-575
SONY α57 + Super-Takumar 55/1.8

 さて、ギャリギャリキハ40こそが本物のキハ40と信じて疑わなかった筆者なので最初は全然納得行かなかったんですが、聞いてみると意外と勇ましくて、いい感じにメカニカルノイズも響いていて、なかなかいい音を響かせるエンジンなのでした。




Jun. 23, 2018 キハ40-1504 木造〜五所川原 6:45 座席録り

 ね、結構悪くないっしょ?220馬力の原形エンジンの1.5倍の出力、330psを誇ります。このエンジンなら、ウェスパ椿山の急勾配も臆せずに走ることができます。

 さて、カミンズエンジンの載ったキハ40ですが、エンジン換装に伴い、変わった点がもう一つあります。

The interior: キハ40 with decks

 こちら、既出のキハ40-555。八戸線の原形エンジン搭載車です。

The interior with decks

 こちら、キハ48-506。五能線のカミンズエンジン搭載車。さぁ、違いは分かりますか?天井に注目です。



















 正解は、「エアコン装備」でしたー。八戸線は最後までエアコンが付くことはありませんでしたが、五能線などの秋田管区のキハ40系列の車両には、全てエアコンが完備されたのです。夏い暑には、有り難い装備ですねぇ〜。ちなみに、上の原形エンジン車は扇風機が標準装備でして、客席でON/OFFできるスイッチが付いていました。他には、シート表皮や網棚もアップデートされていますね。(更新後の網棚、私は好きです)

 ということでエンジン換装にもめげずにキハ40ラブを貫くことができた筆者ではありましたが、一つ、許せない改造がありました。それが、「ワンマン改造」です。

Vacancy

五能線キハ40


 ワンマン改造により、キハ40に料金箱(料金表)と、押しボタン式扉開閉器が備わりました。

A stainless door


 代わりに、客室と運転席を貫通させるために、デッキが撤去されました。

 いやぁ〜、これは改悪以外の何物でもないですねー。まず、ドアが、「開けたいときだけ開ける」タイプになってしまったこと。デッキがないから、開けっぱなしだと寒い空気や虫が室内に入ってしまいますからねぇ(いや、虫はデッキがあっても入りますけど)。

 そのせいで、停車するたびに高精度で開閉するあのドアを楽しめなくなってしまったこと。ホーム側の全てのドアを車掌さんがプシューガタンと開閉するのが楽しみなのに(停車・出発の一部としてのリズムがいいんですよね)、乗客が勝手に開け閉めするなんて、風情がないにもほどがあります。乗車時も、旅情を高めるデッキがなくていきなり客室なんて、ねぇ。

 さらに、デッキが取り除かれたことで、走行音も変化してしまいました。まず、連結部のフラップがガッチャンガッチャンうるさいのなんのって。デッキのおかげでそれが抑えられていたのに。そして、室内のダンピング特性が変わったせいか、台車の取り付け剛性が変わったせいか、「トゥクッッツクツクっ」みたいなジョイント音が「カコッカコカコっ」みたいな音になってしまったのが、非常に残念なのです。

キハ40-536
2018/1/6 キハ40-536
SONY α57 MINOLTA AF 28mm F2.8



陸奥鶴田〜五所川原(網棚録音)

 ジョイント音の違いは分かりづらいと思いますが、フラップのガチャガチャは、さすがに会話も途切れてしまうくらいのうるささです。

 まぁでも運転席から2両目まで貫通してて見渡せないとワンマン運転はできませんし、さすがに鉄道ファンの好みだけでワンマン運転をしないわけにはいかないでしょうから(注:五能線の駅はほとんどが無人駅です)、致し方あるまい。(殴)

 それから最後に、カミンズエンジン搭載車の欠点をもう一つ、それはとてつもない異音がする車体が存在するということです。

キハ40-533 (五所川原駅)
2018/9/24 キハ40-533 五所川原駅
SONY Cyber-Shot DSC-F828
<音量注意!!!マジで>



弘前〜撫牛子

 マジで壊れてるんじゃ?ていうか爆発する?っていう音を響かせて走る個体があるんです。それも、ここで紹介したキハ40-533だけではなく、数両存在します。津軽線で乗ったキハ48もそうだったし、男鹿線にもいますし、旧型のリゾートしらかみ「ブナ」にも、1両存在していたようです。原形エンジンでそういうのに乗ったことはないので、これはカミンズエンジンにまつわる何らかの不具合なんじゃないかな、と思います。

 ま、これに当たったら逆にラッキーだと思って楽しんでしまうのもまた一興ではありますけどね。でも、ホントに頭痛くなるくらいにうるさいので、爆音車に当たった方は覚悟して方がよいかと思います。(ちなみに、上のキハ40-533は、走っているうちに爆音は一時的に収まりました。)

 五能線も、キハ40を捨てて全車電気式気動車(GV-E400)に置き換えられることが既に決まっています。キハ40ファンとしては実に寂しいことですが、それもまた時代の流れというものでしょう。ていうか、機器の更新さえすれば今でも何ら過不足なく現役で走れるキハ40って、やっぱ頑丈なんだなぁ、と感心するばかりです。

 旅情あふれるキハ40、いつ乗るの?今でし(略)

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コメント(2件)

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しまみゅーらさん、お久しぶりです。  カミンズ、懐かしい響きです。僕はイギリスのメーカーだと思っていたのですが念のためググると、アメリカのようですね。 ヨットなどの中古艇はカミンズエンジンがリセールバリューを高めるみたいですね。
かんてつ
2018/10/15 06:47
☆かんてつさん
 ご指摘ありがとうございました。訂正しておきました。なんかディーゼルエンジンとかは日本以外はドイツっていう認識で書いてました。すみません。

 カミンズエンジンは、嫌いじゃないです。キハ40以外にも一部キハ110なんかにも搭載されており、迫力あるサウンドとパワー感がいい感じです。船舶方面のメーカーなんですね。
しまみゅーら
2018/10/15 20:38

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