フィルムカメラメーカーの「画」 ミノルタ DiMAGE 7

The first shots by DiMAGE 7

50.7mm (200mm相当), F3.5, 1/125s, ISO200


 コンデジ界の「7の系譜」であるDiMAGE7ですが、その作例をご紹介していきます。


 DiMAGE7は、500万画素の2/3インチセンサー、7-51mm(28-200mm相当)のミノルタGTレンズを搭載したフラッグシップコンデジです。定価は16万円ということで、今のラインナップだとソニーのDSC-RX10M2あたりのクラスです。


 1枚目は、DiMAGE7のレンズの真骨頂、テレマクロの画です。GTレンズは換算150-200mmのレンジでセンサーから25cmのマクロ撮影をすることができます。手ブレはかなり気をつけないといけませんが、マクロの写りはなかなかのものです。ボケ味もクセがなくて素晴らしく、ロッコールと呼びたくなるほどです。


 サイバーショットは基本ワイド端でマクロになるので、それとの違いもなかなか興味深いものです。


The first shots by DiMAGE 7

43mm, f3.5, 1/180s, ISO100


 もいっちょ。マクロというほどは寄っていませんが、近めの画です。解像度は素晴らしく、ソニーのDSC-V1にも決して引けを取っていないと思います。


The first shots by DiMAGE 7

7.2mm (28mm相当), f4.5, 1/180s, ISO100


 引きの画はこんな感じ。


The first shots by DiMAGE 7

50.7mm (200mm相当), f3.5, 1/180s, ISO100


 で、マクロじゃない寄りの画。


 相当コントラストは高いな、と思います。そのくせ画素ピッチのせいかダイナミックレンジはめちゃくちゃ低く、明暗差が大の苦手。空は常に真っ白、黒い物は常に真っ黒。そんな感じです。だから…


The first shots by DiMAGE 7

21mm, f3.5, 1/90s, ISO100


 白い花は、まず写りません(苦笑)。次に使うときは、もう少しコントラスト落として使ってみようかなー。


 ただし、このカメラで写した「水面」は、鳥肌ものの美しさだな、と思います。


The first shots by DiMAGE 7

15.2mm, f3.5, 1/60s, ISO100


 これとか、


The Mirror World

38.3mm, f3.5, 1/90s, ISO100


 これとか。等倍で見るとノイズはあるんですが、画として見るとよくまとまっている、という古めのデジカメにありがちな写りをします。ホントに鏡面のようなこの質感を余すところなく表現していると思います。


 フィルム写真そっくりなんですよね。拡大してみると粒状感はあるのに、画として見ると質感がちゃんと表現されている、という。で、ダイナミックレンジというかラチチュードというか、とにかく明暗差、特にハイライトが苦手なところがリバーサルフィルムっぽいというか。


 ただし、色はネガ風で、少しどろっとしているというか、ちょっと濃いめなのですね。リバーサルのような透明でさっぱりした感じではないので、実はちょっとどんよりした「暗さ」を感じる画が似つかわしかったりします。


The first shots by DiMAGE 7

7.2mm, f4, 1/90s, ISO100


 こんな感じとか、


The first shots by DiMAGE 7

7.2mm, f6.7, 1/350s, ISO100


 こんな感じとか、


The first shots by DiMAGE 7

15.2mm (60mmくらい), f4, 1/125s, ISO100


 こんな感じとか。雨が似合うな、と感じます。


 総合して言うと、デジタルのクセを処理し切れていない感はありますが、解像度もボケも素晴らしいGTレンズにハイコントラストでネガっぽい色合い、という実に「ミノルタらしい」カメラだなー、と思います。128MBで大体50枚くらいしか撮れないところもフィルムカメラに通じるものがあり、しばらくは「フィルムカメラとして」使ってもいいオールドデジカメ、ということができそうです。

 1,600円出すなら、あなたはDiMAGE 7を買いますか、ハイマチックEを買いますか…意外と究極の選択かもしれません。(ま、その程度の値段なら両方だな 殴)

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